個性
投げては、最速165キロのスピードボールで先発、完投。
時にはクローザーとして試合を締める。
打っては、3割20本塁打で打線の中心として活躍する日本ハムの大谷選手。
サッカー、バルサで例えたら、
メッシがDFのピケ、GKのテアシュテーゲンの役割もするという事!?(笑)
こんな規格外でユーティリティープレイヤーは、現在サッカー界でも見当たらない。
ただ、もし、喝!の方のような(笑)
野球とは!ピッチャーとは、こうなんだ!
と古くさい考えや自分の理想像に型を嵌めてしまうような指導者と出会っていたら、このような二刀流でファンを楽しませる夢のような選手は生まれなかったと思う。
そういった意味でも、中高時代の指導者、日ハム栗山さんの目、特徴を生かし人を育てていく能力、手腕には感心させられるし、指導者が選手を自分色に染め、型に嵌めてしまえば個性は失われてしまう事を改めて感じた。
最近、サッカー界も巧い選手は多くなったけど、昔に比べて凄い選手が少なくなったのも、やはり指導者の理想像、理想のチーム、理想の選手に自分の考えを嵌め込みすぎて、知らず知らずに、選手の個性を奪ってしまっている事も理由の一つにあると思う。
今後も、チームを強くする為の指導ではなく、個人の特性を生かし、伸ばし、強くして、その上でチームとしての結果がついてくるような育成の指導を継続していきたい。